Viptelaユーザー事例:Agilent Technologies

Agilent Technologies(以下、アジレント)は、1999年にヒューレットパッカードからスピンオフされた会社で、食品、環境、医薬品、分析機器、化学、エネルギーなど幅広い分野でビジネスを行なっています。現在、社員数約12,000人、30数ヶ国に約120の拠点を展開しています。

アジレントが2016年春のONUG (Open Networking User Group) で発表したビデオがこちらでご覧頂けます。従来WANの課題と、SD-WAN評価のプロセス、SD-WANを導入することによって得られたメリットと発見について非常に説得力ある話をしてくれていますので、是非一度ご覧いただければと思います。以下は、その要約です。


アジレントは、高価で低速なMPLS回線、バックアップ(休眠)回線による非効率、WANのクラウド対応など、多くの課題を抱えていました。また、企業買収によるネットワークの統合に長い時間がかかるのにも頭を悩ませていました。

彼らはこれらの課題をSD-WANで解決できると考えました。そしてくつかの要件をまとめました。

  • コントローラを持ち、オーケストレーションと自動化ができること
  • 基本的なモニタリングができること
  • ダイナミックルーティングをサポートすること
  • ハードウェアは小さなものから大きなものまでラインナップがあること
  • 電源が冗長化されていること
  • 冗長構成が組めること
  • GRE/IPsecトンネルとzScalerとの連携
  • DSCP値でトラフィックをコントロールできること
  • アジレントと似たようなスコープとスケールで最低2つのリファレンスカスタマーがあること

上記の要件について、SD-WANを標榜する会社20数社からヒアリングを行い、最終的に3つのベンダーに絞り込みました。そして、3社に彼らのネットワークを模擬したテスト環境と200ページを超える詳細なドキュメントを渡して、各ベンダーにSD-WANの実装とテストをさせました。各ベンダーにはテスト期間として1週間が与えられましたが、Viptelaはわずか3日で構築を完了させ、テスト結果も非常に良好だったため、彼らはViptelaを採用することに決めました。

その後、プロダクション環境でのパイロット運転を移りました。そこでまずわかったのは大きなコスト削減効果でした。Mbpsあたりのコストで見た場合、80%〜90%のコスト削減効果がありました。また、ネットワークの可用性も向上しました。

Viptelaの持つアプリケーションの可視化機能により新しい発見もありました。彼らのトラフィックの約60%がインターネット宛のトラフィック(OneDrive、Dropbox、FLEXNET、など)だったのです。これらのトラフィックをインターネットに直接ローカルExitさせることで、これらのアプリケーションが高価なMPLS回線を使わないように最適化することができました。

Viptelaのテンプレートベースの設定は監査にも役に立ちました。従来は100台のルータの設定が正しいかどうかをそれぞれ個別に確認する必要がありましたが、テンプレートを使った設定をしていればテンプレートの正当性だけ確認すれば良いので、大幅な工数削減が可能になりました。また、企業買収やビジネスパートナーとの連携にViptelaのセグメンテーション機能が非常に有用であるということもわかりました。

そして、何よりも驚いたのはインターネットの回線の品質が思ったよりはるかに良かったことでした。Viptelaを使うとWAN回線の品質(遅延、パケットロス率、ジッター)をモニターできますが、ほとんどの場合でMPLSよりもインターネット回線の方が品質が良いという結果が得られたのです。

彼らは社内、社外とのコミュニケーションのために非常に積極的にVoIPを使っていたので、インターネットベースのVPNに移行した際の音声の品質について懸念をしていましたが、実際にSD-WANを導入してみると音声の品質も以前より高くなりました。SD-WANを入れる前と後でNetScoutを使って音声の品質を計測しましたが、MOS値は良くなり、パケットロス率も大幅に改善しました。

今後の予定としては、vEdge Cloud(ソフトウェア版vEdge)の導入を考えていきたい、とのことでした。

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